コトナカレ主義

全部間違ってるかも知れません。

私が今食べたい物は存在しない。

女「問題です。私が今食べたいと思っているものはなんでしょう〜?」

男「焼肉?」

女「ブッブー、外れ。私の事分かってないなぁ。」

男「。。。

「私が今食べたいもの」は存在しない。

お腹いっぱいの時に意思の力で「ウナギを食べたい」と思おうとしても到底無理な事からも分かるように、食欲は意思でコントロール出来ない。つまり、食欲自体が「自分の意思」ではない。

仮に今、ウナギを食べたい欲求があるとすれば、それは「自分の意思以外の何か」に思考が支配され、自分の意思とは無関係に脳が動かされているという事に過ぎない。謂わば心神喪失の状態を「私」と定義して良いかという問題になるが、そもそも「私」とは本能の上にあり、自我の統制を行う部分の事なので、統制を失った状態を「私」とする事は間違いである。

「私」が自らの意思で食べたい物を決めるには、お腹いっぱいの状態にし、本能(自分の意思以外の何か)の影響を可能な限り排除した上で、将来的に食べたい物の計画を立てる以外に方法が無い。

なので、先の質問は厳密には質問として成立しておらず、正確には「私が今食べたいと(自分以外の何かに)思い込まされているものは何でしょう?」もしくは「私が兼ねてから食べようと計画している(満腹時に自らの意思で選択した)もので、今それを食べるタイミングになったものは何でしょう?」と質問する必要があった。

私は質問を後者の「計画」の事と解釈し、その中には当然、肉が入るであろうという確信から焼肉と回答したものである。 

※前者の場合、質問者が厳密には「私」じゃ無い という事になるので、彼女の中の「彼女以外の何か」と三者で会話をする事になるが、そう考えるとなんか怖いし、「彼女以外の何か」は基本的に爬虫類レベルの判断能力しかなく、会話能力なんて持ちあわせていないから選択肢から除外してオッケー。

マクドナルド総選挙の虚構

マクドナルド総選挙で人気No.1バーガーを決める!とか言ってるけど、マックが自社の人気No.1バーガーを把握してない訳がないし、今の売上げベースで販売数No.1のバーガーこそが真のNo.1であって、総選挙で作為的に出される結果などはただの虚像。って思っちゃうよね。

選挙で1位を決めるぞーって煽ってる人が、実は真の1位を既に知っていると言う、この構図から滲み出てくる「買わす気」が気になってしょうがない。「お客さんがNo.1を決める」と言う虚構を作り上げて競わすようにハンバーガーを売る。そんな買わす気満々な感じを見せられたら、こちらとしてももう総選挙はいいから先月の売上げベースで人気No.1を公表して貰えませんかね?という気になるし、バーガーキングには是非明日くらいにバーガーキング人気No.1を公表して貰って、あれ?マックは何やってるんだっけ??といった気付き&戸惑いを演出して我々に提供して頂きたい。

とりあえず総選挙って言っとけばお前ら買うんだろ的な、脳みその中でも一番安い所から出てきたアイディアが一大キャンペーンみたいになっちゃってる所にもマックの危うさを感じる。ヤバい。入社したてのAKBファンの広報(ドジっ子)の企画→ドタバタコメディ→企画成立 のルートしか見えない。成立しちゃってるのはかなりヤバい。

そんな訳で全くもってマック総選挙には乗れない。フェイク&商売根性丸出しな企画じゃ面白くないので、どうせやるならもっとちゃんと投票者に真を問う選挙をして頂きたい。

ハッシュポテトとフライドポテトでマニュフェストを掲げて選挙して、勝った方がこの先4年間昼のメニューになる、って選挙しろ。ガチな分、その方が盛り上がる。虚構は要らない。ハッシュポテトに1票。

100m後の100m先の世界

走った後、めちゃくちゃ汗をかいて全身びしょびしょになるような時がたまにあって、あぁ、なぜこの肉体の不完全さを補うべく発明された筈のセグウェイは私の足元に無いのだろうって思う。

ほんの100m、全力で走って移動するだけで、発汗し、全身びしょびしょになってしまう。老若男女、貴賎の分け隔てなく、100m後にはびしょびしょ。位置的には100m先でびしょびしょ。

人物を頭に思い浮かべる時に想像する、その人の状態でいられる時間は余りにも短く、その状態を維持する事は全くもって不可能な程、人間とは不安定な存在だと言う事だ。

ちょっと目を離した隙にバッドステータス。そんなパーティで今年もやっていく。

女性は2人以上産む事が大切の件

大阪のとある中学校の全校集会で、校長が「女性は2人以上産む事が大切。キャリアを積む以上の価値がある。」と発言して問題になった。
 

校長が言いたい事も分からなくは無いが、思考が凝り固まっていて、ここ十数年の世論のアップデートについて行けていない印象だ。いまの時代、この手の話をする時に、女性に何かを求めてはいけないのだ。いや、求めるのは別に良いんだが、言い方を少しでも間違うと、間違えた瞬間に袋叩きに遭うのだ。もう、何年も前からそういうシステムになっているので、いい加減学べよ、と思う。


じゃあ、なんて言えば良かったの?って話だが、非常に簡単で、「男性は2人以上孕ませる事が大切。」と言うべきであった。産む前に先ず孕ませないと話が始まらないし、2人以上孕ませろと言って貰った方が、俄然やる気が出るのである。しかも何も間違った事は言っていない!との開き直りも可能。あとは男性の子育て参加の重要性を唱えれば完璧なスピーチであった。
 
2時間後。。。

「中絶がどれだけ多いか知ってるのか!」ってカメラの前でブチキレてる校長を見た。2人以上孕ませろって言っときながら、何言ってんだコイツ、と思ったが、よく考えたら校長はそんな事は言ってなかった。私はここで自分の過ちに気付いた。校長は、「2人以上産む為には、2人孕ませるだけではダメなのだよ」と、私のようなくだらない主張をする人間に反論してきたのだ。全てが完璧に、大衆には気付かれないように仕込まれた、校長から私へのメッセージだった。
 
校長は中絶の数に詳しく、非常に勉強熱心なので、2人以上産むに当たり、平均で大体何人以上孕ませないとダメなのか、既に認識している可能性が高い。
そう。校長は全てを知った上で、世論を意識し、いきなり「男は3.5人孕ませろ」とか言っても良かったのだ。でもそれじゃ意味わかんないし、相手チューボーだし、説明がメンドイので、2人以上産め、という馬鹿にも分かりやすい話にする事を選んだのである。校長、恐るべし。年上の人間を侮ってはいけないと言う教訓であった。

北のいいとこ牛っとバーガーの件

最近のマックの迷走ぶりに危機感を覚えていた私からすれば、今回の名前募集が失敗に終わる事は、ある程度、予測可能であった。

予測可能であったという事は、私は、マックを誘導し、この悲劇を回避させる事も、ある意味可能であったという事だ。

そう。
「くそダサダジャレバーガー」「くそウザ北海道ひと捻りバーガー」といった名前で数千回応募し、審査員に「気づき」を与える事によって、あ、これ系の名前付けてもウケ悪いんじゃね?世論がそう言ってね?という心理に誘導する事ができた筈なのだ。しかし残念ながら今回、私はそれをしなかった。事故が起きる可能性を認識していながら、事故の発生を抑える努力を怠ったのだ。
先月パチンコで2万勝ったので、ハンバーガーの名前など、どうでも良くなってしまったのだ。パチンコになんて行かず、真面目に賞金を狙って活動していれば、こんな事故には。。と思うと本当に悔やまれる。

今回、北のいいとこ牛っとバーガーに文句を言っている人達には、じゃあ、あなたはその名前を回避する為の努力をしたんですか?真面目に、獲りに行く努力をしたんですか?と問いたい。
いや、問いたくない。正直、もう2万勝ったからハンバーガーの名前などどうでもいいのだ。